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ペット猫にもマダニが!重症熱性血小板減少症候群の予防策と症状

マダニが猫から人へ?ウイルス感染の予防策と症状とは?

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ペットの猫からマダニが発見されたというニュースが報道されています。

ペットを飼っていない人には、「動物にダニくらいついても、おかしくないのでは?」と思う方もいるでしょう。

ノミもダニも同じものだと、お考えの方もいるでしょう。

 

しかし、「マダニ」は、とても危険なものでした。

 

ウイルスの感染媒体となることがわかっています。

その病気の症状と、マダニから人もペットも身を守る予防策を国から通達された文書の解説を交えながら、お伝えします。

ペットの猫から発見されたマダニ

そもそも、マダニがペットの猫につくことは過去、例のないことでした。

マダニが生息している場所と、ペットの猫が暮らす場所が違うからです。

 

なぜ、マダニが注目されているかというと、

昨年、重症熱性血小板減少症候群という病気で亡くなった方は、野良猫に噛まれたことがあるとわかっているからです。(しかし、野良猫が感染経路と確定されているわけではありません)

 

重症熱性血小板減少症候群は、マダニが感染の媒体となり引き起こす感染症です。

 

感染の経路は、

マダニ <猫 <亡くなった方 ではないかと、みられています。

 

NHKの調査では、全国の動物病院の約150件より聞き取りしたところ、約100件が「猫にマダニがつくことがある」と回答。

 

ペットとして飼っている猫にマダニが広がっていることが明らかとなってきました。

 

マダニの生息場所は?

問題視されているのは、街中で飼われているペット猫に、マダニがついているということです。

マダニは本来、山林や草木の深いところで生息しているために、街中には、いないものでした。

それが、街中で暮らす野良猫にマダニがついているということが、かつてないことでした。

室内で飼っている猫が、ちょっと外へ出た際に、野良猫についているマダニをもらってきてしまう可能性もあるわけです。

 

原因は、国立環境研究所生物・生態系環境研究センターの室長、五箇公一氏によると、山林で生息する、イノシシ、シカなどの野生動物がが街中まで降りてくることが、マダニを街中まで運んできているのではないかと、推測されています。

 

   

マダニが媒介する重症熱性血小板減少症候群の症状とは?

 「重症熱性血小板減少症候群」とは、感染症でウイルスによる病気です。

頭文字をとって「SFTS」と呼ばれています。

 

SFTSウイルスに感染しているマダニに咬まれることにより、感染します。

 

初期症状として、発熱、だるさ、または吐き気、腹痛などの消化器系の不調があります。

血液中の血小板の減少、白血球の減少なども見られます。

 

猫や犬に噛まれた後に、だるさ・発熱・吐き気などの症状があれば、医師の診察を受けてください。

 

重症熱性血小板減少症候群の予防策とは?

ペットのマダニ対策と、人のマダニ対策と両面からみてみます。

 

<ペットのマダニ対策>

散歩から帰ってきたら、目の細かいくしで毛をとかし、毛の付着物を取り除く。

毛を分けるようにくしでとかし、皮膚にマダニがついていないかを確認する。

ダニ駆除剤でケアする。

 

完全な室内飼いの猫ならば、必要以上に神経質ならなくてもいいです。

 

2017年7月に出された、厚生労働省健康局結核感染症課長から獣医師会への文書でのペットに対する言及をしていたものをかいつまんで箇条書きにすると、

 

・日常的対策として、ペットの猫、犬を感染経路としたものは稀と考えられる。

・屋内飼育猫については、マダニがつく危険性がないので、過剰に飼育者の不安にさせない配慮が必要。

・ダニ駆除薬の投与の指導を徹底する。

・飼育者はペットの健康状態の変化に留意する。

・ペットの体調がいつもと違えば、動物病院で診てもらうようにする。

 

一歩も外に出ない猫ならば、マダニの心配がないのですね。

犬と一緒に飼っていたり、外へ行っちゃう猫だとちょっと心配なわけです。

   

 

<人のマダニ対策>

 

マダニに咬まれないようにするのが第一の対策となります。

 

 

・山林や草木の茂ったところへ行く場合は、服装に気をつけること。

 →長袖、長ズボン。シャツの裾はズボンの中に入れ、ズボンの裾は長靴の中に入れる。

 →完全に足を覆う靴を履く。サンダルはNG。

 →首にはタオルを巻く、帽子をかぶる、手袋をするなど、極力肌の露出をしない。

・山林や草木の茂ったところから帰ってきたら、入浴してマダニに咬まれていないか確認する。

・DEET(ディート)という成分の虫除け剤が、服の上からかける薬剤として補助的役目がある。

※参考:厚生労働省ホームページより

 

マダニに咬まれていたら?

もし、マダニに咬まれていたら、人の場合もペットの猫の場合も無理にとらずに病院へ行きましょう。

人:皮膚科

猫:動物病院

 

無理に取るとマダニの体の一部が残り、化膿したり、マダニの体液が逆流する危険性があるからです。

 

また、マダニを駆除してもらった後は、体調の変化に留意してください。

ペットの場合は、よく観察してあげてください。

重症熱性血小板減少症候群SFTS)の初期症状であるあ発熱、だるさなどが出た場合は医療機関での診療を受けてください。

 

 

まとめ

マダニと重症熱性血小板減少症候群の関係と予防策、症状がお解りいただけたと思います。

おさらいしてみると、

・ペットの猫から通常は山林に生息するマダニが検出された。

・マダニが重症熱性血小板減少症候群を感染させる媒体である。

重症熱性血小板減少症候群で死亡することもある。

・マダニに咬まれないようにすることが、SFTSウイルス感染の第一予防策。

・マダニに咬まれたら、医療機関で除去してもらう。

 

 

以上のことを、厚生労働省の文書など参考にしてまとめてみました。

 

 

 

 

 

 

 

 

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